お気に入りの場所
長く長く幸せで暮らそうね
投稿者ノビー
大学(職場)にいなくなった猫が戻ってきたのは、暑さが激しくありつつある初夏のことでした。 姿を見に行くとげっそり痩せて栄養失調の人間のようにガリガリで, このまま放っておけば時間もかからず衰弱して、生命そのものの危機にあるのが明らかでした。 さらに驚いたのはその子に子猫がいて、2匹も育てていたことです。 子猫が子猫を育てているようなサイズでした。本当にびっくりしました。 まずは今日を、今週を、今月を無事に乗り切る。その次はこの夏を越させる・・・。必死でした。 猫風邪(ヘルペス)で熱を出し、長咳をしたこともありました。 命を守るために引き取って医者に連れて行ったのは10月半ば。うちの子になりました。 いやがらずキャリーバックに入ってくれました。 そして、2匹いた子供のうち1匹は里子に、もう1匹は一緒に暮らしています。 大きくなれなかったのは寄生虫がしぶとくいたからのようで、治療が進んでいくうちに体も大きくなってきました。今では丸っこくなり、目つきもやさしい姿になりました。いなくなる前の小さい頃の表情に戻ったと言ってもらえることがあります。 先住猫とも仲良くなり、よく寝てよく食べ、よく甘えてくれます。 甘えてゴロンゴロンしてくれる姿に心底健康になって生き残ってよかったと思うし、大学の他の猫の保護をする活動が継続できているのもこの子の今の姿を見ていると間違っていないと確信できます。 本当に長く幸せで一緒にいてほしいと思っています。 ありがとうミネチ。うちに来てくれて。ずっと一緒にいようね。
出会いの経路 | 地域猫 |
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投稿日 | 2023年07月30日 |
応募部門 | いのちつないだニャンコ |
作品ID | 5558 |
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