いのちつないだニャンコ
桜耳のさくら、ねむいにゃ〜
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私を呼んでくれた
投稿者ひじきごはん
猫を保護する時は不思議な偶然や巡り合わせを感じる事が多いのですが、この子を保護したのは一生記憶に残ると思うほど不思議な偶然が起こっての事でした。 その日は35℃を越える猛暑。 にも関わらずたまたまエアコンを切り、車の窓を開けて、そしてめったに通らない道を通り、車が行き交う騒音が途切れた一瞬に、子猫の鳴き声がまさに一度だけ聞こえた気がしましたのです。 気のせいかなと思いつつもどうしても気になり、周辺を20分ほど彷徨き捜索。 とある店舗の植え込みにいるこの子を発見しました。 それからは暗闇に紛れ逃げられ見失いを繰り返し、その後降り出した断続的な大雨にも難航しながら、延べ3時間かけてやっと保護出来ました。 保護した場所の店舗名に因んで、さんごと名付けました。 いくつもの偶然が重なって保護してあげることが出来ましたが、一つでもずれていたら今ここにこの子はいなかったと思います。 それから1ヶ月が過ぎ、今や女優奔放なわがまま娘に成長中。ずぶ濡れになりながら保護した私への恩義などは一切感じていないようですが、それでもあの時助けてあげられて本当によかったと思っています。 あとは優しく素敵なずっとのお家に辿り着くお手伝いをするのみ。 いくつもの偶然的奇跡を引き起こした強運の持ち主さんごですから、必然的に幸せを掴むはずです。
出会いの経路 | 捨て犬・捨て猫を保護 |
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投稿日 | 2023年07月31日 |
応募部門 | いのちつないだニャンコ |
作品ID | 5578 |
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