さくらねこ
地域猫
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見えない瞳で見つけた家族、アイの場合
投稿者ねこと馬たちのママ
この子を外で見つけたとき、風邪のウイルスに感染してボロボロで、自分で目を擦ったのか、両目が飛び出していました。すぐに病院に連れて行きましたが、失明していると診断されました。先生は、野良猫を連れてきたことを知っていたので「目が見えないと外では生きていけません。どうしますか?」と私たち夫婦に聞きました。選択肢は動物愛護センターに送ることでした。しかし、愛護センターで盲目の子の処遇がどうなるかは想像できます。 「うちで引き取ります」と即答しました。 ただ、我が家には先住猫が多頭おり、目の見えない猫を飼うのも初めてだったので、家の中で他の猫と生活できるのか、自立できるのか心配でした。 しかし、この子はトイレも問題なく使い、階段も駆け足で上り下りします。キッチンのカウンターにも椅子から飛び乗ります。家の中をまるで見えているかのように動き回っています。 今は眼球を摘出して両目がありませんが、この写真を撮ったときは、片目だけでも残してあげたいと思い、片方の眼球を残しました。 アイは毎日逞しく生きています。私たち夫婦は日々この子から多くを学んでいます。 名前は「アイ」と名付けました。目を失ったため、英語の「Eye」に由来しています。
出会いの経路 | 地域猫 |
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投稿日 | 2024年06月21日 |
応募部門 | いのちつないだニャンコ |
作品ID | 10149 |
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